トレチノイン
トレチノイン
作用機序
トレチノインはビタミンA類の一種で皮膚(表皮)のターンオーバー(生まれ変わり)を促進して、シミやしわを改善します。シミにたいしては、メラニンの排出を促し、薄くする作用があります。しわに対してはヒアルロン酸の生成を助け、水分量を増やし小じわの改善効果が認められます。もともと血液中にごく微量流れているものなので、アレルギーを起こすことはまずありません。
副作用
トレチノインは、強力な作用のある薬剤のため赤み、皮むけが出現する場合がありますが、これは薬かぶれなどではなく、むしろこうした反応が出ていれば、トレチノインの効果が出ていると考えられます。慣れるまでは使う頻度を調節(1日おきなど)しながら塗布してください。外用により乾燥が見られる場合も、保湿をしっかりしていただければ改善していきます。
注意点
・妊娠中・妊娠予定の方は使用できません。
・皮は無理にむかずに自然にはがれるのを待ってください。治療を開始してしばらくたっても皮膚にまったく変化がない場合は、薬の成分が作用していない可能性があります。そのときは濃度を調整しますので、ご相談ください。
・痛みが強すぎる、血がにじんでくる、ひどくしみる、赤くなりすぎるなどの症状が出た場合は、トレチノインを中止して、診察をお受けください。(ハイドロキノンは、使用していて大丈夫です)
・保管は冷蔵庫で、2~3週間のうちで使い切ってください
・トレチノインの外用を続けると当初みられた落屑、紅斑を伴う皮膚炎は次第になくなります。トレチノインの耐性がつくと、外用剤の濃度をいくら上げても変わりません。長期間継続使用した場合はトレチノインの使用を中止し、休薬ののち再開すると耐性が減じて、再び高い薬理効果が期待できます。
当院では、3~4か月ご使用の後は1,2か月ご使用のお休みいただくことを推奨しています。
使い方 小じわ、シミ、顔全体、気になるところに薄くのばしてお使いください。
1日2回朝・晩(肌の調子を見ながら調整してください)
慣れるまで洗顔後の使用順序は、
基礎化粧品→トレチノインクリーム→日焼け止め→ファンデーション
慣れてからはトレチノインクリームを先に使用できます。
ハイドロキノン(しみクリーム)を併用する場合は、トレチノインを塗布してから、シミの中心部のみハイドロキノンを薄く塗布してください。
0.025% 1,320円(税込)
0.05% 1,650円(税込)
0.1% 2,200円(税込)
- 院長
- 生垣 英之
- 診療内容
- 一般皮膚科、美容皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科
- TEL
- 0280-31-1217
※自由診療予約はweb予約をご利用ください - 住所
- 〒306-0003
茨城県古河市緑町54-33 - 最寄駅
- JR宇都宮線古河駅
診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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14:30~18:30 | 〇 | 〇 | 〇 | / | 〇 | ★ | / |
▲:土曜午前の診療時間は、9:00~13:00
★:土曜日午後は、14:00~17:30(完全予約制)の手術、レーザー治療
※受付開始は、診療開始30分前(平日は9:00から、土曜日は8:30からです。)
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