【皮膚科医しか知らない】皮膚トラブルが長引く本当の理由と正しい対処法/知らないと治りが遅れる重要ポイント4つ
こんにちは。今日はですね、「皮膚科医しか知らない大事なこと4つ」というテーマで、お話ししていきたいと思います。日々、診察室で患者さんとお話ししていると、「それ、もっと早く知っていれば」「誰か、最初に教えてくれていたら、こんなに長引かなかったのに」そう感じる場面が、正直かなり多いんですね。決して、患者さんが悪いわけではありません。ただ、皮膚の病気って、知っているかどうかで、治り方や回復までの時間が大きく変わるという特徴があるんです。今日は、診察の現場にいる皮膚科医だからこそ感じている、「これはぜひ知っておいてほしいな」という大事なポイントを、4つに絞ってお話しします。
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知っておくだけで、無駄に悩む時間が減ったり治療の遠回りをしなくて済んだり「もっと早く来ればよかった」と後悔しなくて済んだり。そんなヒントになる内容をお届けできればと思っています。皮膚トラブルで困っている方はもちろん、今は落ち着いているけど、また繰り返したくないという方にも、ぜひ最後まで聞いていただけたら嬉しいです。
「“見た目”と同様“経過”が診断のカギ」
まず1つ目の大事なポイントです。これは、皮膚科医として本当にお伝えしたい話です。皮膚の病気って、「今どう見えるかだけで診断しているわけではありません。それと同様に皮膚科医が重視しているのは、「いつから始まって、どう変わってきたか」この“経過”なんですね。例えば、同じように赤く見える湿疹でも、・昨日、急に出てきたのか・1週間くらい前から少しずつ広がってきたのか・良くなったり悪くなったりを繰り返しているのかこれだけで、考える病気や治療方針がガラッと変わります。皮膚科医は、皮膚を見ながら同時に、「最初はどうだったんだろう」「途中で何か変化はあったかな」そんなふうに、時間の流れを頭の中でたどっているんです。
なので、診察のときに「いつからですか?」「最初はどんな感じでしたか?」と聞くことが多いんですね。これは決して、質問が多いわけでも、遠回りしているわけでもなくて、正確に診断するために、すごく大事な情報なんです。受診されるときは、・いつ頃から出たか・どこから始まったか・広がっているのか、変わらないのか・市販薬やクリニックで処方された薬を使ったか、こうしたことを、うまく話せなくても大丈夫なので、思い出せる範囲で教えてもらえると、とても助かります。皮膚科医は、皮膚だけを見ているのではなく、その皮膚に至るまでの「時間」を診ているということを、ぜひ知っておいてください。
「自己判断の塗り薬が、治りを遅らせることがある」
次に2つ目のポイントです。これも、診察室で本当によくある話です。「とりあえず家にあった薬を塗っていました」「前にもらった薬が残っていたので使いました」「市販薬で少し様子を見ていました」こうおっしゃる方、かなり多いです。気持ちはすごく分かります。できれば病院に行かずに、早く治したいですよね。ただ、皮膚科医の立場からすると、自己判断で使った塗り薬が、治りを遅らせてしまうケースが少なくありません。ここで大事なのは、その薬が「悪い薬」というわけではない、という点です。決して、間違ったことをしているわけでもありません。問題になるのは、今の肌の状態と、その薬が合っていないことなんですね。皮膚の病気は、・炎症が強く出ている時期・少し落ち着いてきた時期・治りかけの時期、それぞれで、適した薬が変わります。
例えば、炎症が強い時期に弱すぎる薬を使っていると、「効いていない感じ」がして、なかなか良くなりません。逆に、もう落ち着いているのに強い薬を使い続けると、肌に余計な負担がかかることもあります。「塗っているのに治らない」「よくなったと思ったら、またぶり返す」そんなときは、ご自身のケアが足りないのではなく、薬の選び方や使い方が、今の肌に合っていないだけかもしれません。皮膚科では、その時その時の皮膚の状態を見ながら、「今はこれが合いそうだな」と薬を調整していきます。もし「この薬、合ってるのかな?」「前と同じでいいのかな?」と迷ったら、遠慮せずに相談してください。それが、結果的に一番早く、きれいに治る近道です。
「“かゆみ”は病気のサイン、軽視しない」
つぎに3つ目、かゆみについての話です。これは本当に多くの患者さんが誤解しているポイントです。診察室でよく聞くのが、「かゆいですけど、たいした事ないと思って、放っておきました。」「昔からなので、こんなものかなと思って」という言葉です。でも、かゆみは立派な1つの症状です。かゆみというのは、皮膚に炎症が続いているという、はっきりしたサインです。かゆい→かゆいからかく→ かいてしまって皮膚が傷つく→ さらに炎症が強くなる→ もっとかゆくなるといった、悪循環が、知らないうちに起きています。「夜だけだから」「少し赤いだけだから」そう思って放っておくと、気づいたときにはなかなか治りにくい状態になっていることもあります。また、かゆみって不思議で、慣れてしまうことがあるんですね。でもそれは、治っているわけではありません。
「かゆみに慣れている状態」=炎症がずっと続いている状態なんです。「これくらいで受診していいのかな」そう迷われる方も多いですが、かゆみは、受診していい十分な理由です。むしろ、早めきちんと止めた方が、結果的に軽く済みます。かゆみは、体からのSOS。我慢せずに、早めに相談してください。
「皮膚は“治ってから”が本当のスタート」
そして最後、4つ目のポイントです。これは、皮膚科医としてぜひ知っておいてほしい、大事な話です。湿疹や赤みが引いて、かゆみも落ち着いてくると、多くの方が「もう治りましたよね?」とおっしゃいます。もちろん、見た目がきれいになってくるのは、とても良いことです。ただ、皮膚科医の目線で見ると、その時点では、まだ“途中”ということが少なくありません。皮膚というのは、見た目が治ってから、少しずつ中の状態、つまりバリア機能が回復していくそういう臓器です。赤みが引いた直後の皮膚は、一見すると問題なさそうでも、実はとてもデリケートな状態です。
ここで「もう大丈夫だろう」とケアをやめてしまうと、同じ場所に、また症状が出てしまうことがあります。診察室でも、「治ったと思って薬をやめたら、また出ました」という話を、本当によく聞きます。皮膚科治療のゴールは、単に症状を消すことではありません。同じトラブルを繰り返さない状態をつくること、これが本当のゴールです。そのためには、症状が落ち着いてからも、少しだけ、保湿や薬を続けることがとても大切です。「いつまで続ければいいのか分からない」そんなときは、遠慮せずに聞いてください。皮膚は、正しくケアすれば、きちんと応えてくれます。焦らず、仕上げまで一緒にやっていきましょう。
まとめ
今日は、「皮膚科医しか知らない大事なこと4つ」というテーマでお話ししてきました。もう一度、簡単に振り返りますね。1つ目は、皮膚の病気は、見た目と同じくらい経過が大事だということ。2つ目は、自己判断の塗り薬が、かえって治りを遅らせてしまうことがあるということ3つ目は、かゆみは放っておくものではなく、体からの大切なサインだということ。そして4つ目は、皮膚は、治ってからが本当のスタートだということです。診察室でお話ししていると、「こんなこと、誰にも教えてもらえなかった」「もっと早く知っていれば」そうおっしゃる方が、本当に多いです。皮膚のトラブルは、放っておいても自然に良くなることもあります。でも、遠回りしてしまうケースも少なくありません。少し知識があるだけで、・悩む時間が短くなったり・治療がスムーズに進んだり・再発を防げたり、結果が大きく変わることもあります。
「これくらいで受診していいのかな」「もう少し様子を見ようかな」そう迷ったときほど、皮膚科に相談するタイミングかもしれません。皮膚は、正しく向き合えば、きちんと応えてくれる臓器です。このブログが、皮膚トラブルで悩んでいる方を少しでも減らすきっかけになれば、皮膚科医として、とても嬉しく思います。最後までご覧いただき、本当にありがとうございました。
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- 院長
- 生垣 英之
- 診療内容
- 一般皮膚科、美容皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科
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- 0280-31-1217
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