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乾燥

皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の3層構造から成ります。表皮の一番上は角質層といい、その厚みはたったの0.02mmで約30%の水分を含んでいます。この薄い角質層は、紫外線や微生物、有害物質から身体を保護して、生命活動に必要な水分を保持するバリア機能を持っています。しかしながら、私たちの皮膚が常に正常の機能を保つことは困難であり、気候の変化や生活環境の変化、体調の変化、化粧品などの化学物質などにより表皮角質機能は低下して肌に微妙な変化が生じます。バリア機能の障害により角質層はめくれあがり、体内の潤い成分や水分も流れ出てしまい、肌がかさついたりザラザラすると感じます。

乾燥肌とは、皮脂欠乏症、乾皮症、ドライスキンとも呼ばれ、通常よりも肌の水分や皮脂が不足して角質がはがれ、皮膚のバリア機能が損なわれている状態です。

 

原因

顔の洗いすぎ、合わない洗顔料の使用、入浴時のボディーソープによる洗いすぎ、暖房や冷房による空気の乾燥、加齢による皮脂の分泌量の低下により、肌の水分や皮脂が少なくなります。

高齢者だけでなく、赤ちゃんや子供にも起こりやすく、皮膚が乾燥することにより肌荒れもしやすい状態になります。

一般的には、空気が乾燥する冬に悪化して、逆に夏に改善する傾向にあります。

 

症状

皮膚がカサカサする、ガサガサになる、肌がつっぱる感じがする、白い粉がふく、ひび割れなどの症状があります。

悪化するとかゆみや痛みが生じます。

普段は感じなくても、入浴後や洗顔後にのみ症状を感じることもあります。

特に、皮脂の分泌が少ない部位(すね、膝、顔、肘、足裏のかかとなど)に起こりやすいです。
顔の乾燥しやすい部位としては、頬、口の周り、目の周りなどが挙げられます。

湿疹化すると、皮脂欠乏性湿疹(皮脂欠乏性皮膚炎)となります。

肌が乾燥していても、顔や背中が肌荒れしてニキビができることもあります。

 

治療法

乾燥しないように保湿剤の塗り薬を使用します。

使い心地を優先してかまいませんが、冬はクリームタイプ、夏はベタつきの少ないローションタイプを塗って使い分けることもあります。

皮膚の炎症が強い場合は、ステロイドを使用します。

生活指導

 

・体を洗いすぎない
体を洗うときにナイロンタオルなど刺激のあるタオルを使用すると、皮脂が取れすぎてしまい皮膚のバリア機能が低下します。刺激の少ないタオルや手でやさしく洗ってください。

・刺激の強い服は避ける
ポリエステルなどの化学繊維の服や吸湿発熱素材でできた下着は、皮膚への刺激が強いので避けてください。

・生活環境に注意しましょう

空気が乾燥すると皮膚も乾燥します。加湿器などを使い湿度50~60%を維持しましょう。また、冷暖房のきかせすぎにも注意しましょう。

・掻かないことが大事

乾燥による痒みで皮膚を掻いてしまうと、症状がひどくなり赤みのある湿疹になったりします。できるだけ掻かないようにしましょう。また爪は短く切りましょう。

 

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