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帯状疱疹 予防接種

帯状疱疹予防に水痘ワクチン接種を。

 

※対象年齢は50歳以上の方(小児の水痘予防の接種は行っておりません)
※完全予約制(長期保存できない生ワクチンですので、事前に予約をお願いしております)

帯状疱疹説明ページはこちら

帯状疱疹についてのYou Tube動画となります。

 

帯状疱疹とは?

帯状疱疹は水ぶくれを伴う赤い発疹が、体の左右どちらか一方に帯状に出現する皮膚疾患です。
ズキズキ・チクチク・ピリピリとした神経痛様の強い痛みを伴うことが多く、多くは腕や胸、背中に症状が出ますが、顔や首に出ることもみられます。

帯状疱疹の原因は?

帯状疱疹の原因は、水痘・帯状疱疹ウィルス(varicella-zoster virus:VZV)です。
通常は幼少期にこのウィルスに感染し、水痘(水ぼうそう)として発症します

こちらは発熱と水疱が主症状で、7~10日ほどで治癒します。
しかし、原因となったウィルスは水痘の治癒後も神経節(神経のつなぎ目)に潜んでいます。
加齢やストレス・体の疲れなどが原因で、免疫力が低下した時に、このウィルスが再活性化を起こし、神経に沿って皮膚に到達し、帯状の皮疹が発生するのです。

帯状疱疹の後遺症

帯状疱疹は早期に医療機関を受診して、抗ウィルス薬を7日間使用すると独特の水疱はきれいに治ります。
しかし、抗ウィルス薬の使用が遅くなると、チクチク・ピリピリとした痛みが数か月から数年続く場合があります
これを帯状疱疹後神経痛(PNH)と呼びますが、およそ2割の患者さんが、PNHに移行するといわれています。

また角膜炎による視力低下や難聴・耳鳴り・めまいなどの症状が残存することもあります。

帯状疱疹になりやすい人とは?

最初にもお話したように、帯状疱疹は免疫力が低下した時に発症します。
そのため免疫力が低下している高齢者に発症しやすいといわれています。
特に50歳代から発症率が急激に高くなります。
帯状疱疹の患者さんの約7割が50歳以上といわれています。
また日本では80歳までに約3人に1人が帯状疱疹になるといわれています。

帯状疱疹の予防方法は?

帯状疱疹を予防するワクチンがあります。帯状疱疹ワクチンは、現在2種類あります。
※予約制の接種になります。

生ワクチン(1回接種)

商品名 : 弱毒生水痘ワクチン 「ビケン」

1回の接種で済みます。有効性は約60~70%で、5〜8年を超えると有効性が徐々に低下する可能性があります。

接種費用は9,130円(税込)です。

不活化ワクチン(2回接種)

商品名:「シングリックス」

2か月間隔で2回接種(合計2本)が必要ですが、予防効果が80%~90%と高く、効果の持続も10年程度見込まれます。

生ワクチンに比べると、注射部位の痛みや発赤、腫れやなどの副反応が多く出ると言われます。

接種費用は1回あたり22,000円(税込)、計2回接種で44,000円(税込)です。

 

2種類のワクチン比較表

 
弱毒生水痘ワクチン
シングリックス
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種回数 1回(皮下注射)

2回(筋肉注射)

2ヶ月間隔で接種

発症予防効果 60歳以上で51,3%

50歳以上で97,2%

70歳以上で97,9%

神経痛予防効果 66,5% 88,8%
長期予防効果 8年目で31,8% 10年後80%超
副反応

局所反応

水痘様発疹など

局所反応・筋肉痛(40%)

発熱(18%)

接種できない方

妊娠している方

免疫を抑える治療をされている方

アナフィラキシーのある方

急性疾患で治療中の方

費用  9,130円 22,000×2回
対象 50歳以上

50歳以上

または帯状疱疹のリスクが高い18歳以上

 

帯状疱疹ワクチンは、完全に帯状疱疹を防げるものではありませんが、仮に発症したとしても痛みなどの症状が軽くて済むといわれています。

帯状疱疹ワクチン接種を希望される方は、お電話にてご予約をお願いします。

 

いけがき皮膚科TEL0280-31-1217

 

 

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