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水泡(みずぶくれ)ができる

これらの病気がよくみられます

接触皮膚炎(かぶれ)

接触皮膚炎(接触性皮膚炎とも呼ばれます)とは、皮膚に何らかの物質が触れ、それが刺激やアレルギー反応となって炎症を起こしたものです。「かぶれ」とも呼ばれ、湿疹や赤み、かゆみ、水ぶくれや腫れなど様々な症状を伴います。基本的には原因物質が触れた部分に症状が現れます。

かぶれ(接触性皮膚炎)は、「アレルギー性接触皮膚炎」と「刺激性皮膚炎」にさらに分かれます。
刺激性皮膚炎の場合は、湿疹が原因物質に触れると起きます。原因物質そのもが持っている毒性や刺激によってかぶれるので、誰にでもアレルギーとは無関係に起きます。

アレルギー性接触皮膚炎の場合は、何回もアレルゲン物質という原因物質に触ることによって湿疹が現れます。原因であるアレルゲン物質を除去することによって、割合軽くなる場合が多くあります。

水ぼうそう(水痘)

10歳以下の子どもによく見られる感染症で、正式には「水痘」、一般的には「水ぼうそう」と呼ばれます。全身の皮膚に痒みの強い水疱(水膨れ)ができてしまい、発熱を伴います。

原因は、「水痘・帯状疱疹ウイルス」というウイルス。感染力がとても強いため、咳やくしゃみなどを通じた飛沫感染をはじめ、空気感染や接触感染によって広まってしまいます。一人が感染すると、家族間はもちろん、保育園や幼稚園などでも一気に流行するといわれています。

冬から春にかけてかかりやすい病気で、潜伏期間は感染から2週間程度。万が一、成人が発症した場合は、子どもよりも重症化してしまう可能性が高いので注意が必要です。

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

手のひらや足の裏に膿がたまった小さな水ぶくれ(膿疱)が繰り返し次々とでき、かゆみや痛みを伴うことが多い慢性の皮膚疾患。膿疱の中に細菌はなく、体の他の部位や人に感染することはないです。

手のひらや土踏まず、かかとなどに小さな水疱ができ、やがて膿を持った膿疱ができます。しばらくすると茶色っぽいかさぶたになり、皮と一緒にむけますが、またすぐ別の場所に膿疱ができるなど、2~4週間のサイクルで再発を繰り返し、全体が赤みを帯びてきます。周期的に良くなったり悪くなったりを繰り返すことが特徴。ひどくなると、うす皮がむけてひび割れが起こり、強い痛みを伴うことも。

手のひらや足の裏以外に、膝やすね、肘、頭などにも症状が現れることがあります。

蕁麻疹(じんましん)

皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡かたなく消えてしまう病気です。人がイラクサ(蕁麻(じんま))の葉に触れると同様の皮膚症状が起こることからこの名前がつきました。

大抵は痒みを伴いますが、チクチクとした痒みに似た感じや焼けるような感じを伴うこともあります。個々の皮疹(ブツブツや赤み)は数十分から数時間以内に消えるのが普通ですが、中には半日から1日くらいまで続くものもあります。症状が激しい場合には次々と新しい皮疹が出没し、常に皮疹が現れているように見えることもあります。もし一度出現した皮疹が何日もそこに残り、特に後に茶色い色がついたり表面がガサガサ、ポロポロするようでしたら蕁麻疹とは別の病気と考えられます。

皮膚の盛り上がりの大きさは1~2mm程度のものから手足全体位のものまで様々で、また一つ一つの膨疹が融合して体表のほとんどが覆われてしまうこともあります。

手足口病

夏季に流行し、7月に感染のピークを迎えるウイルス性の感染症。感染者のほとんどが小児で、5歳未満が80%以上を占めています。

ウイルス感染により、口の中や手足に水疱(水膨れ)ができます。エンテロウイルス、コクサッキーウイルスなど手足口病を引き起こすウイルスの種類は多数あります。一度感染するとウイルスに対しての免疫はできますが、他の種類のウイルスには免疫がないため、繰り返しかかることがあります。感染者の90%前後は5歳以下の子どもです。

伝染性膿痂疹(とびひ)

細菌が皮膚に感染することでできる病気。皮膚の一部にできた水ぶくれやただれをかきむしった手を介し、水ぶくれやかさぶたが全身に広がる様子が家事の火の粉が飛び火する様子に似ていることから、とびひとも呼ばれます。

黄色ブドウ球菌や化膿連鎖球菌(溶連菌)、A群ベータ溶連菌の作る表皮剥脱毒素(菌体外毒素)が原因。水疱性膿痂疹と、皮膚の一部に膿をもった水ぶくれ(膿疱)ができて厚いかさぶたになる痂皮性膿痂疹の2種類があります。水疱性膿痂疹は主に7歳未満の乳幼児が夏季にかかることが多いです。痂皮性膿痂疹は季節・年齢に関係なくかかるため、大人でもかかることがあります。アトピー性皮膚炎など、もともと皮膚が荒れている人に多く発症します。

ヘルパンギーナ

主に5歳以下の乳幼児を中心に夏から秋にかけて流行する、いわゆる「夏風邪」の代表格。咳やくしゃみ、おもちゃの共有などを通じて、腸の中で増殖するエンテロウイルスに感染することで発症する。2~5日の潜伏期の後、突然の高熱に続いて喉が痛み、喉の奥に水膨れができて赤く腫れるのが特徴である。強い喉の痛みによって飲食がしづらくなり、脱水症状を起こすこともあるので注意が必要。ほとんどの場合、安静にしていれば1週間ほどで回復するが、まれに重症化するので油断は禁物だ。免疫力が下がっていると、大人が感染することも。

帯状疱疹

子どもの頃に感染した水ぼうそうと同じ水痘・帯状疱疹ウイルスが、疲れやストレスなどの影響で体の免疫力が下がったときに再び活動を始めることによって起こる病気。通常、体の左右どちらかの神経の流れに沿って、帯状に痛みを伴う赤いブツブツとした発疹や水ぶくれなどがたくさん生じます。3週間ほどで治ることが多いですが、ウイルスによって神経が傷つくことで発疹がひいても痛みのみが長期間にわたって続くことがあり、その状態は「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれています。帯状疱疹が現れる場所によって、難聴、顔面神経まひ、角膜炎・網膜炎などの合併症を引き起こすことも。

単純ヘルペス(単純疱疹)

ヘルペスウイルスが皮膚、口、唇、目、性器などに感染して、液体で満たされた痛みを伴う小さな水ぶくれが現れる感染症。ヘルペスウイルスは非常に感染力が強く、水ぶくれに直接触れるだけでなく、ウイルスの付いた粘膜や皮膚と接触することによっても感染します。単純ヘルペスの1型は口唇ヘルペスや単純ヘルペス角膜炎、2型は性器ヘルペスの原因になることが多いですが、1型・2型ともに体の広範囲に感染することもあります。ヘルペスウイルスは感染すると症状が治まった後も体内に潜み続け、体の抵抗力が落ちると再び暴れ出すため、再発を繰り返すという特徴があります。

やけど(熱傷)

一般的な外傷の一つで、熱に接触することで起こる皮膚の損傷をいいます。熱の温度と接触した時間によって損傷の程度が決まります。熱源が非常に高温の場合は短時間の接触で熱傷を起こす一方、40度前後の低温の熱源に長時間接触した場合も熱傷になり、これを低温熱傷(低温やけど)と呼びます。

熱傷の程度は深さによって3段階に分けられます。I度熱傷は表皮まで、II度熱傷は真皮まで、III度熱傷は皮下組織まで損傷が及ぶものを指します。I度の熱傷はさらに「浅達性II度熱傷(浅いII度のやけど)」と「深達性II度熱傷(深いII度のやけど)に分けられます。熱傷の深さと範囲によって、治るまでの期間や傷痕などの後遺症の有無が大きく違ってきます。

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