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いぼ、たこ、うおのめ

いぼ

いぼは、皮膚のごくわずかな傷からヒトパピローマウイルス(HPV:ヒト乳頭腫ウイルス)が侵入し、感染することによって発症する腫瘤です。正式には尋常性疣贅(ウイルス性イボ)と言います。

手の指や足の指、手のひらや足の裏、あるいは顔などによく発症します。いぼの初期は平らで小さいですが、だんだん大きくなって盛り上がるようになります。痛みやかゆみはありません。大きくなると、表面がザラついて硬くなります。

足の裏にできるいぼは「足底疣贅(そくていゆうぜい)」と呼ばれ、常に踏まれている状態なので形状としては真っ平のままであるためウオノメと間違われやすいです。ウイルス性のいぼをウオノメだと思って自ら削るなどするといぼを広げてしまうおそれがありますので、自己判断はせずにしっかり皮膚科で鑑別するようにしてください。

いぼの除去方法で最も一般的なのが液体窒素療法です。これは液体窒素でいぼを凍らせて壊死させる方法で新たな皮膚の再生を促すようにするものです。これは1回で終わることはありません。1~2週間に1回の間隔で通院しますが、長い場合は半年以上かかることもあります。他の治療も当院では、可能ですのでご相談ください。

 

たこ

タコ(胼胝)は、皮膚のある一点に圧迫や摩擦が加わり続けることで、圧を加えている皮膚の角質が硬くなっている状態です。広い範囲で均一に角質が厚く硬くなるので、あまり痛みは伴いません。ただ触った感覚が少し鈍くなることがあります。なおタコには鉛筆などの筆記用具を用いて、長期間同じような持ち方で、ある一点に圧を加えて書き続けることで、触れている部分にタコができるペンダコ、空手など格闘技の鍛錬で生じる拳ダコなどがあります。原因となる圧迫や摩擦が除去しないと完治は難しいですが、処置をする事によりかなり症状を軽減できます。

 

うおのめ

ウオノメ(鶏眼)は、足の皮膚のある一点に圧迫や摩擦などの刺激が長い期間加わり続けることで皮膚の角質が硬くなっていき、それが蓄積していくことで皮膚の表面は厚くなり、その角質の中心は芯のように硬くなって皮膚の内側へと侵入していく疾患です。この芯の部分が魚の目に似ていることから、ウオノメと呼ばれるようになりました。主に足の裏や足の指の間に発生し、歩く際に痛みが生じます。

痛みがひどい場合にウオノメは取り除く必要があります。治療法としては肥厚した角質を削り薄くするようにしますが、芯の部分が角質のかなり深い部分まで達することがあるので、自らの処置は行わずに医療機関で行うようにした方が良いと思われます。このほか液体窒素での除去やサリチル酸などを用いて皮膚を軟化させてから除去する方法もあります。

 

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