花粉症による皮膚炎(肌荒れ)
花粉が皮膚に接触することにより起きる皮膚炎です。
今や現代病となった花粉症。よく知られているのは目や鼻の症状ですが、実は花粉との接触によって皮膚トラブルが起こることもあり、「花粉皮膚炎」とよばれています。
花粉に触れる場所にできるのが特徴で、顔や首に湿疹が出ます。
注意しなければならないのは、いわゆる鼻水、目のかゆみなどがない方でも、皮膚だけ症状が出ることがあります。
日本では、春のスギ花粉をはじめとして、夏のイネ科花粉、秋のブタクサ花粉と1年中何らかの花粉が飛散していますが、やはりスギ花粉の飛散量は多く、皮膚への影響も及びやすいといえます。
特徴
・アレルギー性の結膜炎や眼瞼炎(がんけんえん)を伴うことが多い
・花粉飛散量と症状の増悪が比例する
・スギ抗原に特異的な抗体(IgE抗体)の値が高い
予防
- 肌の保湿
乾燥は皮膚炎の大敵です。加湿器やスキンケアで対策を。
- 腸内環境の改善
人の免疫機能の60~70%は腸にあると言われています。腸内環境を整えることで、体の免疫機能が整い肌のバリア機能が回復しやすくなります。乳酸菌や食物繊維の豊富な食品を摂取し腸内環境を整えましょう
- ストレス発散、睡眠
免疫機能を高めるためには、ストレスをためないことや十分な睡眠をとることも大事になってきます。リラックス効果や質の高い睡眠をとるために湯船に浸かる事も大事です。ただし熱すぎる湯は乾燥を招きますので、ぬるめのお湯につかりましょう。
- ビタミン摂取
ビタミンA →胃腸、口、鼻の粘膜を正常化し免疫機能を高めます。
ビタミンB →免疫細胞を活性化したり細胞と細胞をつなぐコラーゲンの生成に関わっているため健やかな肌を作ることに関わっています。
ビタミンE →免疫細胞を活性化したり、抗酸化作用により免疫機能の低下を防ぎます。
- 花粉に直接触れない対策
帰宅したら家に入る前に服の花粉を払い、洗面所で顔や手を洗いましょう。シャワーを浴びて髪も洗うことができればベストです。なるべく早く花粉やほこりを洗い流しましょう。
皮膚に花粉が直接触れないようにすることが重要です。
治療
治療は塗り薬やアレルギーを抑える薬になります。
症状に応じた塗り薬を検討し、アレルギーを抑える飲み薬を処方いたします。
また、肌の状態に応じて保湿剤なども検討いたします。
アレルギーの血液検査も行っています。
- 院長
- 生垣 英之
- 診療内容
- 一般皮膚科、美容皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科
- TEL
- 0280-31-1217
※自由診療予約はweb予約をご利用ください - 住所
- 〒306-0003
茨城県古河市緑町54-33 - 最寄駅
- JR宇都宮線古河駅
診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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14:30~18:30 | 〇 | 〇 | 〇 | / | 〇 | ★ | / |
▲:土曜午前の診療時間は、9:00~13:00
★:土曜日午後は、14:00~17:30(完全予約制)の手術、レーザー治療
※受付開始は、診療開始30分前(平日は9:00から、土曜日は8:30からです。)
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