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レチノール(ビタミンA)の光毒性について

[2022.05.07]

トレチノインやレチノールという言葉を聞いた事がありますでしょうか?両方とも【レチノイド】に分類され、広義にはビタミンAの1種になります。

レチノイドが細胞の分化や増殖にかかわっていることは古くから知られており、肌に塗ると新しい細胞が生まれて、お肌を若返らせる効果があります。

ターンオーバーを促進し、それにより新たな表皮細胞を作り、古くなった角質がはがれシミやニキビ跡のケアに役立ちます。

トレチノインはビタミンAの誘導体です。レチノールの生理活性の強さを1とすると、トレチノインはその50~100倍といわれております。

トレチノインの方が効果が強い反面、耐性がついたり角質層が薄くなることがあるため、休薬等が必要で医師の指導に従って塗ります。

そのため原則的に医療機関での取り扱いとなります。一方レチノールはトレチノインほど効果が強くないため、市販の化粧品にも配合されております。

たまにレチノール(レチノイド)には光毒性がありますか?という質問を受けます。

光毒性とは、紫外線に反応することで肌のダメージを受けやすくなる物質のことです。

レチノールはそれにはあたりませんのでご安心ください。ただし、レチノールは紫外線で分解されやすいので、紫外線を浴びないようにしてください。日焼け止め対策を万全にするというのが、大前提です。

当院でもトレチノイン・レチノール共に取り扱いがありますので、スタッフにお聞きください。もちろん日焼け止めもあります。

 

トレチノインのページ

 

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この記事を執筆した人
生垣英之
生垣英之

信州大学皮膚科 入局
佐久総合病院皮膚科
信州大学皮膚科
長野赤十字病院皮膚科(科長)
大宮皮膚科クリニック院長
こだま皮膚科院長
古河いけがき皮膚科 開院

皮膚科診療歴20年以上。年間3万人以上の診察を行い地域医療に貢献。YouTubeでは皮膚科疾患について詳しく解説をしています。

院長
生垣 英之
診療内容
一般皮膚科、美容皮膚科、小児皮膚科、アレルギー科
TEL
0280-31-1217
※自由診療予約はweb予約をご利用ください
住所
〒306-0003
茨城県古河市緑町54-33
最寄駅
JR宇都宮線古河駅

診療時間

診療時間
9:30~13:00
14:30~18:30

▲:土曜午前の診療時間は、9:00~13:00
★:土曜日午後は、14:00~17:30(完全予約制)の手術、レーザー治療
※受付開始は、診療開始30分前(平日は9:00から、土曜日は8:30からです。)
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